今朝目覚めて、妙なことを思い出した。

中学生ぐらいだった時分、近所の家に同年配のある友人が居た。

家がすぐ近くだったこともあり、彼とはよく遊んだ、長い時間を過ごした。

自宅を出る高校卒業ぐらいまでの(私にとっては)長い交友期間が
終わる頃、母はボソリと「あのお宅の彼、知恵遅れで気の毒よね」と
洩らして、私は驚愕した。

・・・確かに言われてみて、思い出してみると彼はいつも笑っていた。

いつも意味なく笑っていた。 よく判らない冗談を何度も繰り返し
自分自身でウケていた。

考えてみれば、確かに彼は「何かオカしい」青年だったのだ。

でも、それをいままで全く意識せずに楽しく付き合っていた私って何?
まあ、いままで自覚がなかったが “そういう” ことなんだろうな、
っと思い、その当時はぞっとした。

でも、その当時の自分を今思い返してみると、全く違う感想を抱く。

  何が問題だったというのだろう?  ・・・・何も問題ではなかった。


彼はいつもハッピーだったし、ピースフルだった。
その彼に付き合っていた私もまた、やっぱりハッピーでピースフルだった。

 そこには何の問題もなかった。

不思議なのは、それ程までに長い交際期間がありながら、彼とどんな
やり取りをしたのか?  ・・・いま、全く思い出せないのだ。

きっと、「ハッピー」で「ピースフル」な体験というのは、そういうモンなの
かもしれない・・・・   記憶中枢を素通りしてしまうモノなのかも知れない。

わたしは、小学生の時、遅刻の常習犯だった。
どれ程母が早く家を送り出しても、すぐ近くの小学校へは遅刻していたそうだ。

業を煮やした母は、私がどの様に登校しているのか?
後ろをそっとあとから尾行したことがあったそうだ。

母の探偵の結果の報告はこうだった。

   「確かにあんたは学校の方には向かって歩いて行った」

   「でも、途中の道の家の塀に見とれたり、ドブを覗き込んでいつまでも
    座り込んでいた」

   「あれじゃあ、どんなに早く家を出しても遅刻するわけよね」

それらの記憶も、全く今の私にはない。
小学校の時は、両親は私が特殊(知恵遅れの)学級に編入されないように
担任の先生に必死に直談判に行ったこともあるそうだ。



そう、   あれは「恍惚の時間」だったのかもしれない。
       あれは「光に包まれた時間」だったのかもしれない。


そんな風に、朝目覚めた寝床の中でうつらうつらと想いを巡らせた。


和尚ネオタロット:22.Innocence
   イノセンス(無垢)
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  さらに、いままでの全ての人生、昨日までの全ての人生を思い返してみた。

  すると、確かに、辛いこと、不安だったこと、孤独に際悩まされた、
            気の遠くなるような長い時期は(記憶は)存在している

            ・・・・が、それらがまるでウソ(仮想現実)のように感じる。

            全ての過去の記憶が、光に包まれていくように感じた。

       そして「辛かった」という記憶を思い返してみると
       それらは確かにバシャールが指摘したように
       「今の自分ではない何か」になろうと焦っている時だった。

和尚ネオタロット:24.Misuse of Power
   力の誤用
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Devil(悪魔)という単語のスペリングはLived(生かされた)の逆である。
evil(邪悪)の正反対がlive(生活)・・・・・

「生」の反対とは「死」ではないのかも知れない。

「生」の反対とは、
「コントロール=支配」
「(羊飼いと羊-のフリをした-)師従関係」
「いまここの自分を許せない焦り、精神分裂」
                             なのでは?



和尚ネオタロット:28.Self-Acceptance
   自分を受け容れること
(解説書はココをクリックすると別窓でテキストが開きます)




         でも、
       人間の脳とは、記憶とは、実に都合が良くできているものだ。

             あれほどの孤独の歴史、苦闘の歴史が、
                今はすべて恍惚の光の中に包まれていく。

      「辛かった」と感じたのは事実だ。
      起きた過去の事実が、書き換えられたわけではない。

      でも、それらの全てが、今は白光のスパークに満たされて、  見える。


  かように、 過去とは変更可能なのかも知れない。

  もちろん、 それは未来も変更されていくことを意味していると思う。


   光とは、  恍惚のことだ
   光とは、  祝福のことだ

   そして、 光に包まれることで、  過去も、未来も、まったく別のモノに・・・・

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