ある科学実験によれば
白人には衝動的に黒人の姿を見て恐怖感を抱く
遺伝的、生理的な反応があると言うことだ・・・・

五井野正氏の「法華経大系」内で語られた世界史によると
「白人は近代史とは逆に黒人に〝奴隷にされた〟経緯がある」と
言うことだそうだ・・・

もしそれが事実なのならば、上記の「生理的恐怖感」にも説明が付く

アニマンダラの公演中の話によれば
「自然に対する哲学の高さの象徴であるアメリカインディアンも
 白人に土地を追われる前、バッファローを乱獲しすぎて
 アメリカ大陸の環境を破壊してしまったトラウマがある」とのことだ

物事は断片的、表面的に捉えれば「加害者と被害者」が存在する
しかし、
個人レベルだけでは無く、民族単位のレベルでの〝カルマ〟というものも
どおやら確実にありそうなのだ・・・・

・・・もし私たちにそこまで俯瞰できる視野があるなら
   そこには「加害者も被害者も・・・」存在しないのかも知れない

しかしただ無意識のトラウマに操られて他民族に偏見を抱き
その恐怖感から過剰な反応を抱いて物事に対応したら
それはまた新たな〝カルマの連鎖〟を生じさせてしまう

だからこそ「子供のような純真さ」「先入観の無さ」「愛情深さ」が
こういったカルマの繰り返しに対する素晴らしい解毒剤になるのだ