理解し合っているはずだった、その人とは・・・

でもフトしたことから、
ほんの僅かなズレに致命的な世界観の違いが垣間見えた

どうでもいいひとなら、それだけのこと
でも「どうでも良くはない」大事な人だと思ったら
やはりその〝致命的な違い〟もどうでも良くは出来ないだろう

何かの誤解があったのかも知れない
間違っているのはわたし?それともあなた?

今すぐ全てを話し合い、理解し合い、スッキリさせたい衝動・・・
でもそう焦るすぐさまに、
言葉では簡単には埋まらない溝なのだとも解っている自分に気付く・・・

だからお互いが歩き出す、それぞれの道を・・・
しばらく連れ添って歩いてきたが
今となっては、
その道行きの継続は、
魂を蝕む様な妥協でしかない・・・

振り返れば
私にとって、今までの人生の殆どの人間関係はそうだった
しばらく共に歩き、そしてお互いが黙々と別々に歩いて行く・・・


そんなちょっと寂しくなる瞬間
わたしはこころの中で、「イーシャラー(神の思し召すまま)」と呟く
無限の彼方できっといつか再会出来る、そしてその時きっとわかり合える
その時がいつであろうが、私は無限に待つ・・・

  わたしはタイムリミットを設けない
  だってわたしに「何時何時までに・・・」だなんて
       あなたに言い渡す権限があるだろうか?
      私は誰をも無限に待つ・・・

あなたも、あなたも、あなたとの再会も、
この広い宇宙のきっとどこかできっと準備されているに違いない

  そう確信した時、
  私に手放せないものなど、もう何も無かった

  すべてを無限に待つと決めた時
  もうわたしは誰ひとり待っていない自分に気がついた

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「こうあるべき」「あああるべき」・・・
「これが正しい」「あれが間違っている」・・・

  あらゆる期待
  あらゆる正誤を、
   無限の彼方に追いやった時

  気が付けばわたしはひとりぼっちで
  私の周りにはもう誰も居なかった

・・・私にはもう何も残されてはいなかった