物理的には子供とは親から産まれるのであって、その逆ではない

だから
子供が親の延長線上にあるといって肯く人は多いだろうが
親が子供の延長線上にあるといっても同意する人は少ないだろう

だから
私たちひとりひとりが「人の子」として
「親とは自分の延長線上の存在だった」と気が付くべきだ

「自分が親の延長線上(影響下)にあるコピーだ」という自覚は
物理的には正しく見えるが、それは私たちが子供であり続けることを
受け入れてしまっている証拠だ  

そしてそれは同時に自分が親の影響を受け入れ続けていると言うことでもある

 「受け入れる」というのは受動性を意味しているので、
  そこに自己責任を自覚するのは難しい

  しかし「親に限らず、〝何か〟の影響を受け入れる」というのは
   受動的、消極的にであろうが、
   能動的、積極的にであろうが関係なく、自己責任なのだ

  そのとき私たちは
  「親とは自分の延長線上にいる存在に過ぎなかった」
   っという自覚に至る・・・

・・・その瞬間から、私たちは
   「子供だった自分が親との連鎖を断ち切り、・・・」独立したヒトとなる

・・・その瞬間から
    物理法則としての因果の法則とは逆の「逆因果の法則」が成立し
    そして「因果律」と「逆因果律」は打ち消しあって、時間は止まる