片岡 由章

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現在、
虚数世界(あの世)が整数世界(この世)に現れてきています。
あの世とこの世が繋がっています。

スピリチュアルの普及をしていると、
意外に理系の職業に携わる方が理解を示すことが多いので驚きました。
「どうして霊界観を信じられるのですか?」
と質問すると、 
「数学や物理で使用されている虚数を実質論として展開すると、
 多次元宇宙(霊界)があると認めざる負えないからです」という。

2乗するとマイナスになる数「虚数」。
昔は、虚数を「実態のある数」と認めることには懐疑的で、
計算上の「技巧」とされていました。

しかし現代では、虚数は「現実の数」であることがわかってきました。
なぜなら、虚数なしには、超伝導の原理も説明できなければ、
電子の動きを記述することすらできないからです。

しかし、2乗するとマイナスになる世界が実際に存在するとしたら、
それはどんな世界なのでしょうか。

虚数として生きる生命、虚数として生きる人間…
それは、霊界なのか、裏宇宙なのか、パラレルワールドなのか…

ちなみに聖書には
「神は、α(アルファ)であり、ω(オメガ)である」という記述があります。
もう少し分かりやすくいいますと
「宇宙を創造した創造主(超宇宙意識)は、
 初めであり、終わりでもある、循環した無限の存在である」というような意味です。

「α(はじまり)= ω(終わり)」
つまり、
「0次元(点)= ∞(無限大)」

これはまさに
「アインシュタイン方程式」で計算された宇宙のはじまりの矛盾、
「Big Bang が起ころうとしていたとき、
 そこは空間も時間も何もない世界だったが、
 なぜか無限大のエネルギーが存在していた」
にあたります。

これを最新のスピリチュアル理論で説明すると、
「私たちの住んでいる三次元宇宙が創造される以前、
 すでに四次元以降の多次元宇宙が創造されていた。
 三次元宇宙の Big Bang は、
 高次元宇宙から供給された神のエネルギーが、
 凝集して物質化した現象である」
ということになります。

「0次元(点)= ∞(無限大)」
これは、粒子と波という、相反する性質を持つ「光」と同じです。

光は「粒子」という極微の存在になりますが、
宇宙全体に遍満する波「極大の存在」にもなります。

光が粒子として顕われたとき、そこに物質が出現します。
光が波として顕われたときは、量子力学が示す「宇宙の意識」として存在するのです。
これは、華厳経に書いてある「一即一切・一切即一」にあたり、
「波動として宇宙の全てに遍満している創造主(超宇宙意識)の念いが、
 凝縮されて光の粒子になると物質が顕われる」
ということを意味しています。

また、下記のような一説があります。
「惑星の寿命が尽きて縮んでいってピンポン球くらいの大きさになると
 ブラックホール化して重力も光もエネルギーも全て吸い込んでいく。
 さらに小さくなって0次元(点)となり、
 体積グラフが裏返って虚数化されると、
 裏宇宙で新たな虚数惑星となって顕われる」

これはまさに「∞(無限大)(メビウスの輪)」そのものです。
「∞」の右半分が、私たちの住む「表宇宙(整数世界)」
とするならば、
「∞」の中心部分が「0次元(点)」
「∞」の左半分が、体積グラフが裏返って虚数化された「裏宇宙(虚数世界)」
となるわけです。

時空とは、複雑な「メビウスの輪」なのかもしれません…