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聖なる者は、
完全に静止している。

彼には、欠落感も、欠乏感もない。
彼には、劣等感も、優越感もない。
彼には、卑屈さも、特権意識もない。

だから

彼には、突き動かす動機がない。目的が無い。
彼には、達成すべき理想はない。 ...希望も絶望も、渇望も失望もない。

だから彼には、  待つべき時も、往くべき場所もない。

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そんな彼に、吉方位だの凶方位だの、運命だの、運勢だのも
                  .....あろうはずがない。

そんな彼に、ドラマだの、ストーリーだの、シナリオだの、エピソードだのが
                  .....あろうはずがない。

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まあ、見ている回りから見れば、奇跡の道を歩む男かも知れないが....
でも、本人にはそんな浮き沈みも、聖も邪も、善し悪しも、明も、暗も、勝ち負けにも....

               .....何の意味も、   .....ありはしない。

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ただそこにあるものが、そこにあるだけ

ただそこにあるものが、そこにあるだけ


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この“不動明の永劫の安らぎ”のシーンを見るごとに
ラフマニロフの甘美で幻想的な交響曲が、
なぜか脳裏によぎる・・・・

修羅の道の果ての終幕だというのに・・・・