ヴィパサナ(呼吸を見つめる瞑想)を何時間もしなければ
いけないというのは、かなりアタマが悪い人だと思う・・・
【呼吸法で思考を切り離す】
2014年11月23日

  魚住 心

ヴィパサナは最も基本的な、重要なメソッドではあるが
だからといって毎日義務的に何時間も毎日しなければ
いけない様な瞑想法ではない

「思考を切り離すため」にやったりしているから
ヴィパサナで英知に目覚めるどころか・・・
・・・ウルトラバカ(明晰さ無し) になってしまうのだ(笑)

ヴィパサナをやりながら、一つのクイズに挑戦してもらいたい

   ・・・「クイズに挑戦」ということは、当然、
      思考能力を使えと言うことだ。

ロスチャイルドの御曹司か誰かが百万円の束をいくつか持ってきて
私たちに以下の様な提案をしてきたとしよう・・・

  「一分間呼吸を止める毎(ごと)にこれを一束差し上げましょう」
  「ただし、あらかじめ何分に挑戦するかは申告しなければいけません」

  「あの水槽に入ってもらいます・・・ 申告した時間までは
  たとえあなたがどれ程懇願しても、水中の中から出られませんから・・・」

  さて、あなたは何分を申告するだろう?

     参照:「素潜りの世界新記録」をググった結果


普段から水泳をしている人なら軽く数百万はゲット出来るだろう・・・
しかし、そうでもなければ、1~2分で苦しくなる




マインドをフル稼働させた瞑想が、いわゆる「公案」である
このクイズも一種の公案だと言えるかも知れない

ただし、これは公案としてはたいして難しいものではない

     にもかかわらず!
       何時間もヴィパサナをやるまでもなく、!

        この公案によってあなたは
         一つの重大な事実を発見出来るだろう

  ・・・つまり、人生で最大の価値とは「呼吸が出来ること」なのだ!

    「一分百万円のアルバイト」以上の価値なのだ!

      「ご飯が美味しい」事以上の価値なのだ!

       「快眠、快食、快便」以上の価値なのだ!


    もちろん!、
     私たちは生きている間中、ずっと呼吸している

    っということは、わたしたちは「産声を上げて」から「息を引き取る」まで
    ずっと最高の価値を楽しんでいると言うことになる・・・・!!!!

 あなたは反論するかも知れない
  「最高の価値ですって? いや、生きていく上での最低条件に過ぎないでしょ?」

確かにその通りだ!
 でも その必要不可欠なこと(マルクト:10)こそが、
            最高の価値(ケテル:01)なのではないだろうか?



私の父は、癌で死んだ

   その断末魔の中で、長男の私を呼んで「殴り殺して欲しい」と
   母に頼んだそうである  ・・・・わたしは立ち会わなかったが・・・

    ・・・それほどの修羅場においてでさえ、

      人は自分自身で自主的に呼吸を止めて
              意図的に窒息して自殺しよう
                     とはしないのだ!!!!

   癌の末期の断末魔においてさえ、私たちは最後の一呼吸まで楽しむ!


  だからこれは一つのジョークなのだ!
   わたしたちはずっと、人生で無上の価値を瞬間瞬間楽しんでいる!!

    にもかかわらず、わたしたちは何か刺激がないと、
               すぐ退屈してしまう

    にもかかわらず、わたしたちはいつも何か
              価値ある物事を、物色しているのだ!

 
この「あたりまえのこと」に行き当たった時
あなたは、もう瞑想とは「する」ことではないと分かるだろう・・・・

その気付きの瞬間から、

     瞑想とは、特定のカテゴリーの何か・・・
       ・・・練習だとか、訓練だとか、修行だとか

                   なのではない!っと理解出来る


ヴィパサナのために、
ヨガ・スタジオに月謝を払う必要なんか無い!!!

その気付きの瞬間から、

    あなたにとって「瞑想」とは、

          「マインドを断ち切る」

                        ・・・努力ではなく

       「生の営み、瞬間瞬間を
         意識しつづけること、
           見つめ続ける、味わい続ける行為」

                           となるに違いない・・・・






Corcovado(Quiet Nights Of Quiet Stars)




Quiet nights of quiet stars,
光る星が満ちている静かな夜

quiet chords from my guitar
私が弾くギターの柔らかな和音だけが

Floating on the silence that surrounds us
二人を静寂の中で優しく包む

Quiet thoughts and quiet dreams,
言葉もなく、そっと夢をいだき

quiet walks by quiet streams
静かに流れる小川のほとりを
そっと二人で散歩する

And a window that looks out on Corcovado
そして、コルコバードの展望台から
雄大な山々そして海も見える
 … oh how lovely
あぁ、なんて素晴らしいのだろう !

(ポルトガル語で・・・・)

This is where I want to be
Here with you so close to me
Until the final flicker of life’s embers
これこそ命が燃え尽きる最後のひらめき
あなたと二人きりで過ごしたい
それを望んでいた場所にちがいない

I who was lost and lonely
途方にくれ孤独にさいなまれ

believing life was only
The bitter tragic joke
I found with you
人生は辛く、悲しい冗談なのだと
信じていた私が、
あなたとともに見つけることが出来た

the meaning of existence … oh my love
存在することの意味・・・・愛を