人間の永遠の探求―パラマハンサ・ヨガナンダ講話集
パラマハンサ ヨガナンダ
森北出版
1998-02-01


聖者パラマハンサ・ヨガナンダが,自己実現同志会(SRF)本部などで行った講話の中から57講話を厳選し,この一冊に編集したもので,ヨガに関心のある 読者にとっては貴重な一書です.理論面,実践面など,ヨガのあらゆる分野を理解することが出来ます.また,ヨガに関する用語についても詳しく言及していま す.
体験する本 投稿者 Amazon カスタマー 投稿日 2001/9/25
形式: 単行本
パラマハンサ ヨガナンダ師による、「三部作」
(続編は、"The Divine Romance"、および "Journey To Self-Realization")の一作目にあたる講和録です。

“考え方”、“生き方”を説いた本はたくさんありますが、この本ではひとつひとつの
言葉の背後に明確にヨガナンダ師自身の存在感を感じ取ることができ、
決して知的なチャンネルだけには依存していない、比類の無い説得力と魔法の
ような“導く 力”に溢れた、類稀なテキストになっています。

また、特筆すべきはオリジナルの英文が持つ雰囲気と感触が見事に再現された、
その翻訳の素晴らしさです。

1 日も早く、"God Talks With Arjuna : The Bhagavad Gita" が翻訳される
ことを、また、もちろんこの素晴らしい本が日本の多くの人々の心に
触れることを、願ってやみません。
瞑想は義務ではなく、喜びのための行為である
投稿者
homu13
トップ1000レビュアー 投稿日 2007/5/10

形式: 単行本


 「あるヨギの自叙伝」で有名なヨガナンダですが
私はこちらの本のほうが好きかも。

ヨガナンダはとにかく「神の喜び」について伝えたがっている
450ページのほとんどが神の素晴らしさについての話です

この本を読むと、普段は義務的にこなしてしまう瞑想を
もっと自然な、喜びの行為としてしなければ
という思いにかられる

私が向かう先には、大きな歓喜があるはずだ、との予感。

あと、私的に気に入ったところを引用。

「心の『消極的平穏』は、喜びも悩みも退屈もなくなったときに生じます。

 しかし、変化も刺激も無いこの状態が長続きすると、それにも飽きてきます。

 消極的平穏がたのしく感じられるのは、喜びや悩みや退屈が長く続いた後だけです。

 

 そこでヨギは精神集中によって心の波を鎮め『積極的平安』を得ようとするのです

 すなわち、心の表面に揺れ動く想念の波を鎮めたヨギは穏やかになった
心の湖底を凝視します。

 すると、そこに『魂の常に新鮮な驚き』という積極的平安
を見出すのです (P326)」